可能な限り歯は「抜かない」
非抜歯矯正には次のメリットがあります。
- 大切な自分の歯を「守れる」
- 治療期間を「短縮」できる
非抜歯矯正には次のメリットがあります。
あらかじめお伝えすると、当院の矯正治療はすべて非抜歯で行っているわけではありません。患者さんのお口の状態から、抜歯が必要と判断した場合は、抜歯を行います。
とはいえ、天然歯は可能な限り残した方がよいですから、当院では、抜歯・非抜歯の判断を慎重に行います。そのために当院では、さまざまな機器を活用して精密な診査診断を心掛けています。その中でも、ここでは「クリンチェック」についてお話させてください。
クリンチェックとは、CTデータを基に歯がどのように動いていくのかコンピューター上でシミュレーションを行えるシステムです。主に、インビザラインによる治療の際に使用します。
一般的なシミュレーションとは異なり、クリンチェックは抜歯/非抜歯、両方のシミュレーションができます。シミュレーションは患者さんにもご確認いただけますので、一緒に確認していきます。
診査診断を基に、患者さんの希望も踏まえながら、抜歯・非抜歯の選択をしていきます。当院の抜歯・非抜歯の基準は次の通りです。
☑抜歯をしなければ、審美的・機能的に美しい咬合の獲得が難しい場合
☑抜歯をしなければ、横顔(Eライン)が整わない
☑抜歯をしなくても、審美的・機能的に美しい咬合が可能
☑抜歯をしなくても、横顔(Eライン)が美しい
「歯を抜きたくない」と言って、無理やり非抜歯で矯正治療を進めてしまうと、ケースによって「出っ歯」「上顎前突」と呼ばれる状態になる可能性があります。
なぜなら、歯を並べるスペースがないのに無理やり歯を並べるからです。例えばですが、3人掛けの椅子に4人で座ろうとするようなイメージです。頑張れば全員座れるかもしれませんが、必ずどこかに無理が生じてしまいますよね。これと同じようなことがお口の中で起こってしまうのです。
当院では、患者さんの希望を踏まえつつ、できること、できないことをしっかりお伝えすることを大切にしています。ご自身の歯並びが非抜歯で矯正できるのか、気になる方はまずはご相談ください。
抜歯をすると、歯を並べるスペースができる分、その部分まで歯を動かす必要があります。つまり、歯の移動に時間がかかるため、治療期間が長期化する可能性が高いのです。
一方、非抜歯矯正の場合、歯の移動距離はほんのわずかで済むため、結果として治療期間を短縮できます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。